里親によるピアサポート

親の離婚や障がい、病気、貧困など、さまざまな事情によって家庭で育つことのできない子どもたちがいます。
その子どもたちは「社会的養育」として児童相談所に保護され、里親家庭などで生活することになります。
私たちは川崎市の里親が集まって設立した団体です。
社会的養育の子どもたちのために自分の家庭を開放する里親に対し、
相互に支えあうピアサポートシステムを提供します。

横のつながり

里親養育(養育里親による)は、人によってはしんどさを伴うかもしれません。
委託前の不安や、近所や親戚との関わり、実親さんとの交流、子どもが反抗期や思春期のとき
ちょっと誰かの話を聞いてみたいとき。
担当者に繋がらない時に限って困ったことや聞きたいことがある気がする、夜か休日。
気持ちが分かる仲間としてつながっていたいと思います。

事業内容

  • 社会的養育家庭を支援する活動
    *養育里親向けホットライン事業
    里親が暖かみあるやりとりで気軽に繋がれる環境作り
    *養子縁組家庭向けサロン事業
    ある時は当事者同士で気安く、あるときはプロフェッショナルなサポートを受けられるような場の提供

  • 社会的養育家庭相互の連絡調整、資質向上および福利厚生活動
    *里親認定研修での里親会(ピアサポート)に関する研修プログラムの検討と実施(川崎市あゆみの会と共同検討)
    *川崎市あゆみの会の会員同士が楽しめる活動の実施
    *一時保護受入可能なあゆみの会会員によるチーム体制の安定した受け入れ

  • 関係する機関及び団体との連絡調整
    川崎市の里親支援機関との会合の開催を働きかけ、関係を深めることで、連携した里親支援体制を構築する

  • 川崎市あゆみの会の事業実施にかかわる活動
    従来、川崎市こども家庭センターで担っていた川崎市あゆみの会の事務局機能を引き継ぎ、里親の立場を尊重した運営を図る

  • 里親制度・特別養子縁組制度の啓発・普及・促進
    ウェブサイト、リーフレット、イベント等、地域や社会に向けた発信

私たちについて

名 称 一般社団法人かわさき社会的養育家庭をささえる会
所在地 神奈川県川崎市高津区下作延1-1-7
設 立 2020年5月25日
設立の目的 社会的養育の子どもたちが、いきいき健やかに成長し自立できるよう、子どもの権利とニーズを優先しながら、子どもたちを育てる里親(養育・縁組・親族里親)・養親(特別養子縁組で子育てする親)を支える活動をおこなう。また、こうした活動の実施を通じ、子どもにとって安定的な社会的養育を推進し、児童福祉の増進に寄与するとともに、家庭養育原則の徹底、定着に資することを目的とする
提携団体 川崎市あゆみの会(里親会)
理 事 石井 啓子 / 坪井 ひとし/ 船矢 佳子 / 志津 小夜子
監 事 今 麻子
外部アドバイザー 髙田 治(川崎こども心理ケアセンターかなで 施設長)

なぜピアサポート?


「里親」(養育里親)という言葉を知る人は少しづつ増えてきていますが、実際に身近にいる、という人はそれほど多くいないのではないでしょうか。

川崎には現在、里親が約160世帯(縁組里親・親族里親を含める)います。子どもが幼稚園や学校で友だちと違わない環境でいられるように、里親さんの苗字で(親子として)暮らしていたりします。
生活の中では、子どものための銀行口座開設や携帯電話契約をするために、(里親は親権者ではないため)たくさんの時間を要することも。


そのような生活の中でのフォローは、忙しい児童相談所で対応することはできないのが現状です。

里親は学校や地域では「親」として、児童相談所や役所には「支援者」として、自らの気持ちを調整しながら周りの環境と関わり、子どもを育んでいます。
里親制度の推進により支援の縦のつながりはあるといっていいと思います。
でも、もっとフレンドリーでもっとあったかいつながり。例えばお母さんや友だち、ママ友、兄弟姉妹と同じように、いつでも聞けて話せて評価されない繋がりがあったら…。


かわさき社会的養育家庭をささえる会は、川崎の里親の声から生まれました。
ピアサポートのpeerは「仲間」を意味します。
同じ立場の人にしか分からない気持ちや心の葛藤を、対等な関係にあるものが共感し支え合う。
私たちは、川崎市において社会的養育で子どもを育んでいる家庭の、横の繋がりを大切にした里親養育を推進し、
関係機関と共に川崎の子どもたちの育ちを支えます。

お問い合わせ

下記フォームよりお問い合わせください。